【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 13巡目
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65: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2021/10/30(土) 23:37:50.48 ID:MvSO3+Tm0
結果 ハルエルさん!
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ワイズ「あの、ハルエルさん……」
ハルエル「あ、ワイズ君! じゃなくて今はワイズちゃんか」
ワイズ「いやまあどっちでもいいですけど……その、お願いを聞きに来ました」
ハルエル「もうお茶会満足した?」
にこにこと笑いながらハルエルさんがそう訊ねてくる。ええまあ……うん、楽しかった……かな?
ハルエル「ならよかった! よぉし、それじゃあ早速私とお出かけ――」
ベルフェ「お、何々? 二人で楽しそうなことしてんじゃーん?」
ハルエル「…………」
僕とハルエルさんの間にグイっと割って入ってきたのはベルフェだった……。
……滅茶苦茶嫌そうな顔をしてるなハルエルさん。
ハルエル「……なんか用? 今からワイズちゃんと私、楽しくデート何だけど」
ベルフェ「あ、少年。その少女姿似合ってるぜ? やっぱガワはいいよなお前は」
ワイズ「は、はぁ……」
ハルエル「ベルフェ!!!」
ハルエルさんの怒号が耳を裂く。それに対してベルフェはニヤニヤと笑っている。
ベルフェ「そう怒んなって。私としては家の可愛い可愛い少年に変な事すんなよって言いたかったんだよ」
な? と、ウインクしながらベルフェは言う。
ハルエル「……過保護になったわね、貴方も。恋人が出来たら恋人にべた惚れってタイプね絶対」
ベルフェ「恋人作った事無い奴が何を言ってるんだか……ほら少年! デート行ってこい!」
ワイズ「うひゃぁ!?」
ハルエル「ああもう! ほら行くよワイズちゃん!」
背中押されてハルエルさんの方に飛ばされると同時に、僕とハルエルさんは空間に呑まれていった…………。
ベルフェ「……」
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