安価とコンマで『剣と魔法のRPG』をイチから作る
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826: ◆0UPy0Q6GXwAs[saga]
2021/11/23(火) 17:59:09.30 ID:d9157GVbO
・>>824-825を採用。ヴァルトも強かったが、コジョがめちゃくちゃ強い。
ヴァルト「ハァッ……!!」
『疾走』で加速したヴァルトは、その勢いの最高点で拳を振り抜く。
コジョ「……!!」
振り抜かれた拳を、コジョは再び紙一重で避ける。髪が数本持っていかれたが、体に傷は無い。
コジョ「せいっ!!!」
コジョはそのまま足を振り上げ、下からヴァルトの顎を打ち砕きに掛かる。
ヴァルト「させるかッ!!」
素早い動きでコジョの攻撃を避けたヴァルトは、後ろに下がる動きを利用してコジョの背に回り込む。『疾走』を使えば一瞬だ。
ヴァルト「もらった……!!!」
ヴァルト「……何ッ!?」
ヴァルトは、コジョの後ろに回り込んだ。そのはずだ。なのに……
ヴァルト(……何故、彼女はこちらを向いているんだ!?)
ヴァルトは決して手を抜いていない。どんな相手でも全力で叩き潰す。それが一番美しいと思っているからだ。だから、彼は全身の筋肉をフルに使い、『疾走』を魔力の配分の許す限り全開で使っている。
ヴァルト(それなのに……何故彼女は後ろに私がいると……!!?)
これは動きが素早いとかそういう話ではない。ヴァルトが後ろに回り込む事を事前に知らなければできない動きだ。
ヴァルト「くっ……!!!」
ヴァルトの渾身の攻撃も、バレていては意味が無い。コジョは軽々とそれを避け、ヴァルトの体を少し押した。
ヴァルト(……!!! しまった……!!!)
バランスを崩したヴァルトは、コジョに無防備にも腹を晒す形になってしまう。
ヴァルト(腹筋に……力を……!!!)
コジョ「ふんッ!!!」
ヴァルト「がはァッ……!!!」
コジョの全身の体重を込めたパンチが、ヴァルトの腹にめり込む。
『疾走』のコントロールをできなくなったヴァルトは、そのまま凄まじい勢いでロマン家の塀に激突した。
そんな勢いに塀が耐えられるわけもなく、ヴァルトは塀を壊して、中へと消えていく。
・下1のコンマ70以上で、フラフラしながらもヴァルトが立ち上がります。
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