安価とコンマで『剣と魔法のRPG』をイチから作る
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823: ◆0UPy0Q6GXwAs[saga]
2021/11/23(火) 17:29:37.72 ID:d9157GVbO
>>822を採用。

凄まじいスピードで繰り出された拳を、コジョは紙一重で避けた。コンマ一秒前にコジョの顔があった場所には、鍛え上げられた腕が殴り込まれている。もし反応が遅ければ、無事では済まなかっただろう。

ヴァルト「へぇ……これを避けるのか。ただ獣人というだけではないな。鍛え方が違う」

その男は、ワイシャツにズボンという、美麗族にしてはラフな格好をしていた。もっとも、その光沢から安い物ではないと用意に想像できるが。

コジョ(危なかった……! この動き……ロマン家の『疾走』……ロマン家の人間!)

コジョ(だけど、動きが全然違う……!)

ヴァルト「挨拶が遅れた。私はヴァルト・ロマン。ロマン家の当主だ」

コジョ「トーシュ……!」

ヴァルトは真っ白なタオルで顔を拭くと、短く刈り揃えられた金髪を一撫でして、コジョを見る。

ヴァルト「日課のランニングをしていたら、見張り番を一撃で倒す君を見てな。興味が湧いたんだ」

コジョ「……興味が湧いたら人を殴る?」

ヴァルト「我がロマン家は肉体美を重んじる家系。だが、この“肉体美”というのは、見て美しければ良いわけじゃない。実践的であるかどうかも大きな価値基準だ」

ヴァルト「君の筋肉は……とても美しい。そして、私の“肉体美”が君に通じるかどうか……試したくなったんだ。手荒な真似を許してくれ……よ!!」

コジョ「くっ……!!」

コジョ(コーセン的な人間……! でも、都合が良い……! 足止めがラク……!)

コジョ「……さっさと倒して、リーフィアのところに行く!」

・コジョvsヴァルトです。コンマで戦います。大きい方が肉弾戦では勝ち。

↓1 コジョ
↓2 ヴァルト


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