安価とコンマで『剣と魔法のRPG』をイチから作る
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752: ◆0UPy0Q6GXwAs[saga]
2021/11/12(金) 22:22:43.27 ID:YDggFdbvO
時計塔の中は、見た目より綺麗なものだった。壊れた椅子や机、窓はそのままだが、掃除が行き届いていて蜘蛛の巣一つ無い。
爆撃男「アァ? やって来たか、待ちくたびれたぜ!」
蠱惑魔「ふぅ〜ん、思ったよりザコそうじゃないじゃん! 少なくとも爆撃男なんかよりはぁ!」
爆撃男「ンだとォ!?」
蠱惑魔「だってそうじゃん? アルカンレティアでだって、交渉したの電アドなんでしょお?」
電脳アドバイザー「私の通称は電脳アドバイザーです」
蠱惑魔「じゃあさぁ、爆撃男なんていらなかったよね〜! 役立たずのオッサンなんてさぁ〜!」
爆撃男「うるせェンだよババア!! 誰よりも歳上のクセしてキモい声出してンじゃねェよ!!」
蠱惑魔「……あ゛゛!!? なんか言ったかテメー!!」
爆撃男「年増を超えたクソババア!!」
蠱惑魔「殺されてぇようだなクソガキがぁ!!」
鬼の形相になった悪魔族の少女が、手の平から爆炎を作り出し、爆撃男に放出する。
爆撃男「上等だコラァ!!!」
爆撃男も大量の爆弾を作り出し、反撃する。
互いの攻撃が炸裂するも、衝撃はおろか、爆音さえも響かなかった。
闇影「す、すいません……お騒がせして……」
闇影「私の結界で皆さんには影響ないようにしたので……どうか無視してください……」
電脳アドバイザー「助かります、闇影様」
電脳アドバイザー「……おや? 殺戮卿様の姿が見えませんが……」
殺戮卿「いる」
電脳アドバイザー「あぁ、失礼致しました。椅子でおやすみになっていたのですね」
電脳アドバイザー「その場所だと、闇影の結界の中となりますが、宜しいのですか?」
殺戮卿「いいよ別に……あいつらがうるさいのはいつもの事だし……僕は寝る」
電脳アドバイザー「承知致しました。闇影様も宜しいですか?」
闇影「い……いいんですかね……? あ、でも、殺戮卿さんに私なんかが何か言ったら殺されるかも……」
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