安価とコンマで『剣と魔法のRPG』をイチから作る
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745: ◆0UPy0Q6GXwAs[saga]
2021/11/12(金) 22:07:39.53 ID:Hpr/6xnRO
二日後。リーフィア達は電脳アドバイザーに指定された場所に来ていた。アルカンレティアから出国してすぐの木こり小屋だ。もう使われていないようで、建物はかなり傷んでいる。

ライオネル「……あの小屋に革命同盟がいる」

リーフィア「……それじゃあ、行こう……!」

リーフィア達は気持ちをもう切り替えていた。それぞれ思う事はあるが、今はそういう状況ではない。フレイヤ王国の革命に集中しなくてはならないのだ。

リーフィアが代表して小屋の扉を開ける。すると……

リーフィア「……あれ?」

リーフィア「……タブレット?」

小屋の真ん中に木箱が置いてあり、その上にタブレットが載せられていた。

電脳アドバイザー「お待ちしておりました、皆様。全員揃っているようですね」

リーフィア達が入ったと同時に画面が付き、電脳アドバイザーの姿が映し出される。

グレイス「わっ……サイバーフェアリー……」

ライオネル「……爆撃男君はいないようだね?」

電脳アドバイザー「はい。我々は既にフレイヤ王国内の拠点に集合しております」

ライオネル「……フレイヤ王国内? そんな……サイバーフェアリーの電脳アドバイザー君はともかく、庸人が二日で行けるわけが……」


ワープ屋「そらァ、この俺がいるからなぁ」


全員「!?」

ケルヴィン「だ、誰だテメェ!?」

ギール「敵……!? それとも、革命同盟の……!?」

ワープ屋「そー警戒すんなって。どっちでもねーのよ、俺ァ」

電脳アドバイザー「彼は通称“ワープ屋”。金銭を支払う事で彼の家系魔法『転移』を使わせてもらう事ができます」

ワープ屋「つまり移動屋さんってワ・ケ」

電脳アドバイザー「爆撃男様と同じく、皆様にはワープ屋様の力で我々の拠点に来て頂きます」

ライオネル「……彼は革命同盟の所属ではないんだね? 大丈夫かい? 金さえ貰えば情報を漏らすって事は無いのかな?」

ワープ屋「そうとも! 俺ァ金さえ貰えば何でもいい……」

ワープ屋「……と言いたいとこだけど、革命同盟のミナサンからはケッコーな口止め料貰ってるんでね。簡単にゃあ言いやしないぜ」

ワープ屋「つーか、俺が個人情報バンバカ言う奴だったら、革命同盟なんつー超非合法組織が使うわけねーだろ?」

そう言うと、ワープ屋はリーフィアを見て、誰にも見えないようにウインクをする。リーフィアの事は黙っていてくれるようだ。


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