安価とコンマで『剣と魔法のRPG』をイチから作る
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641: ◆0UPy0Q6GXwAs[saga]
2021/11/04(木) 23:33:24.97 ID:7z9moLb5O
ライオネル「ここから分かるのは……おそらく革命同盟は……」
ライオネル「……この世界にある十八の国を、一つずつ混乱に落とし入れようとしている」
ギール「なっ……!?」
ケルヴィン「はぁ……!? 何じゃそりゃあ!?」
ケルヴィン「……って事は、大私帝国もかよ!?」
ライオネル「ゆくゆくはそのつもりじゃないかな? そういう目的じゃないと、こんな事をする説明がつかないんだよ」
ライオネル「だけど……ただ単純に滅ぼすだけでは無いんだろうね。そうじゃなかったら、アルカンレティアが救われている状況を静観しているわけがない。爆撃男君辺りが動くだろう」
爆撃男「……ケッ」
ライオネル「僕はフレイヤ王国の現体制を倒し、新しい王を立てる。そして、彼ないし彼女に推薦状という名の感謝も貰う。つまり、一度国をめちゃくちゃにしてから、再生の道をつけるわけだ」
ライオネル「どうかな? 僕達の利害は一致しているように思うけど?」
電脳アドバイザー「…………」
ライオネル(……当然、ここで返事をするわけが無い。取引なんだ、双方にそれ相当のメリットが無いといけないからね)
ライオネル「もちろん、君達にはそれ以外の利益も与えるつもりだ。例えば───」
電脳アドバイザー「分かりました」
ライオネル「……え?」
電脳アドバイザー「その話、お引き受けしましょう」
ライオネル「……いいのかい? 交換条件はまだ提示していないけれど?」
ライオネル(後で変な条件を付けられても面倒なんだけど……)
電脳アドバイザー「ええ、もちろん条件はあります」
ライオネル(さて、何が来るか……)
電脳アドバイザー「ライオネル・ヒューマン様のお仲間方を、革命同盟の総隊長に面会させて下さい」
ライオネル「……は?」
ライオネル「……それが、条件?」
電脳アドバイザー「そうです。面接と考えて下さい。貴方様方がどの程度信頼に足るか、能力があるかを総隊長が判断します」
ライオネル「……それは、僕の取引に乗ってくれたと考えていいんだね?」
電脳アドバイザー「保留……とだけ申しておきましょうか」
ライオネル「……分かった」
ライオネル(これ以上は言質を取れないかな……)
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