安価とコンマで『剣と魔法のRPG』をイチから作る
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588: ◆0UPy0Q6GXwAs[saga]
2021/10/30(土) 01:11:17.25 ID:yS6iSuk6O
>>587を採用。次の孵化判定まで残り110。

コジョ「くんくん……」

リーフィア「え、えっと……」

グレイス「ちょ、ちょっと、何して……」

コジョ「!」

コジョ「リーフィアだー!!」だきっ!

突然、コジョがリーフィアに抱きついてきた。どうやらリーフィアの事が分かったらしい。嬉しいのだが、力の強い獣人の抱きつきはなかなかキツい。

リーフィア「く、くるしい……」

コジョ「あ……ごめんなさい……」

グレイス「……リーフィア、知り合いなの?」

リーフィア「う、うん。前にこの子を助けた事があって……」

コジョ「恩人! そして、今日も恩人!」

リーフィア「……でも、どうして私だって分かったの? 『偽装』が掛かってるのに……」

コジョ「匂い! リーフィアの良い匂いがしたから!」

リーフィア(そうか……獣人の中には鼻が良い人も多いんだよね……)

リーフィア(匂いを嗅がれるのはちょっと恥ずかしいけど……今回に限っては良かったかも)

コジョ「でも、何で『偽装』? 正体隠してる?」

コジョ「……誰かから身を隠してる?」

リーフィア「!」

リーフィア(この子……結構鋭いよね……)

コジョ「じゃあ……コジョはリーフィアを助ける! 離れない!」

リーフィア「へ?」

コジョ「リーフィアを守る! リーフィアの敵、殺す!」

リーフィア「ぶ、物騒だね!」

グレイス「まぁ、いいんじゃない? 獣人は強いのが多いし、リーフィアを危険から守ってくれるなら」

グレイス「……きっと、色々あるんでしょ?」

リーフィア「……うん、まぁ、ちょっとね……」

リーフィア(良い子だし、強いのは確かだし、ついてきてくれるのは良いんだけど……)

リーフィア(……ライオネルさんに何て言おう……)

コジョ「……誰? 敵?」

グレイス「違うわよ! リーフィアの友達よ、と・も・だ・ち!」

コジョ「……確かに、悪い匂いはしない!」クンクン!!

グレイス「乙女をそんなに嗅ぐな!!」

リーフィア「あはは……」


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