安価とコンマで『剣と魔法のRPG』をイチから作る
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546: ◆0UPy0Q6GXwAs[saga]
2021/10/28(木) 12:16:11.47 ID:JH5XpLdoO
各々からの報告を聞いたライオネルは、押し黙っていた。

リーフィア「……よ、良かったですね、ライオネルさん。比較的早めに目的を達成しましたよ!」

ライオネル「下手な慰めは要らないよ……僕は今、落ち込んでいるんだ」

ライオネル「彼らの阿呆さを見誤っていた事にね……」

ケルヴィン「お嬢さん方! ベルゼを討伐してきました!」

グレイス「……そうみたいね」

リリア「すごーい!」

ケルヴィン「んじゃあ、デートの件は……!」

グレイス「……ギール」

ギール「? はい、何です? ベルゼさんに魔錠付けるの手伝ってくれますか?」

グレイス「それは手伝わないわ」

ギール「手伝ってくださいよ……」

グレイス「ベルゼを倒したのって、あんたも手伝ったのよね?」

ギール「へ? まぁ……そうですね」

グレイス「じゃあ……あんた一人で倒したわけじゃないのよね、ケルヴィン」

ケルヴィン「え、えぇ、まぁ、そうっすけど……」

グレイス「デートは無しね」

リリア「きゃっかー!」

ケルヴィン「そんなぁ! 酷い! 鬼! 悪魔! 氷の女王!」

グレイス「これに懲りたら、私達の事は忘れなさい」

ケルヴィン「だがそこが良い!」

グレイス「めげなさいよあんた……!」

ライオネル「……何で彼は普通に裏切っているんだい?」

リーフィア「……じゅ、純粋な人なんですよ、多分」

ライオネル「……はぁ……まぁ、いいや……」


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