安価とコンマで『剣と魔法のRPG』をイチから作る
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537: ◆0UPy0Q6GXwAs[saga]
2021/10/23(土) 00:31:00.25 ID:cf9vhuqjO
ギール(ふう……さて、どうしましょうか……)
ガシッ
ギール「え……」
一息ついた瞬間、ギールは何者かに腕を掴まれた。
ガシッ
ガシッ
ガシッ
ギール「えっ……!?」
それも、一人ではない。複数人だ。気がつけば、ギールは謎の集団に羽交い締めにされていた。
ギール「な……何だこれ……!」
ベルゼ「よお……こんなところにいたのか」
ベルゼが、突然現れた。それも地面からだ。
ギール「じ、地面を……!? そういう魔法ですか……!」
ベルゼ「ちげーよバカ。よく見てみろ、てめーを掴んでるの」
ギール「え……?」
そう言われ、ギールは自分を捕まえている人間を見る。
人間はいなかった。
代わりに、黒い腕が何本を自分に向かって伸びていたのだ。
ギール「ひっ! 何ですかこれ!?」
ベルゼ「説明めんどくせー……けど、今の俺は機嫌が良いから言ってやるよ」
ベルゼ「俺は影魔法が得意なんだよ。これは俺の魔法で作られた影の手だ。俺が地面から出てきたのも影を通ってきたから」
ギール「……じゃあ、ここがすぐに分かったのも……!?」
ベルゼ「察しがいいじゃねーの。そうさ、俺はこの街の至るところに俺の影を仕込んでんのさ。この街にいりゃあ、誰が何しようとすぐに分かる」
ギール「……でも、俺達の事は知らなかったみたいですけど……」
ベルゼ「興味なかったからな。何かうるせーなーとは思ってたけど」
ギール「も、もったいない! そんな凄いのにもったいないですよ!」
ベルゼ「うるせーなー……そろそろ殺すか」
ベルゼ「『硬化』」
ベルゼは、尻尾の先端に魔法を掛ける。すると、見るからに鋭い尻尾になった。その先端は、ギールの心臓を狙っている。
ギール「……!!」
ベルゼ「死ねや」
・コンマ判定です。ここにケルヴィンが来てベルゼを倒そうとします。
↓1のコンマ25以上で成功
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