安価とコンマで『剣と魔法のRPG』をイチから作る
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271: ◆0UPy0Q6GXwAs[saga]
2021/10/14(木) 16:04:21.90 ID:Qb5aiMwPO
ライオネル「うーん……グリンシルトって野菜中心の料理が多いんだよねぇ。僕は肉の方が好きで……あ、でも、この魚のは美味しそうかな……」ブツブツ……
再びライオネルが文句を言っているが、バーゼルが用意した料理は素晴らしい物だった。美味しいだけでなく、野菜が多めの食事は、年頃の少女であるリーフィアにとってはありがたい。
リーフィア(もちろんお肉も好きだけどね……!)
ギール「おお……! すっごい料理だ! うまそー!!」
そう叫んで勢いよく着席したギールは、見違えるほどに綺麗になっていた。服が上等の物に変わっているだけでなく、風呂にも入ったのだろう、髪も整えられている。
ライオネル「品が無いなぁ……もっと上品に座りなよ」
バーゼル「いえいえ、構いませんよ」
ライオネル「そうかい? なら良いんだけど」
ライオネル「そちらのお嬢さんが睨んでいるから、怒っているのかなと思ってねぇ」
ライオネルが笑ってナイフで指差したのは、席に座るバーゼルの隣で立っている金髪の女性だった。会合用の服を着ているが、元は戦士なのだろう、屈強な肉体が見て分かる。
バーゼル「す、すいません! 彼女は武力部のグリンピースという者ですが、なにぶん目付きが悪いもので……!」
グリンピース「別にソイツは睨んでない。睨んでるのはアンタだよ、ライオネル」
バーゼル「ぐ、ぐぐぐグリンピース!! 何て事を!! ああっ、す、すいませんライオネル様っ……!!!」
ライオネル「はははっ、気にしなくて良いよ。むしろ、武力部の人なら素直な人間の方が歓迎だ。これからの話についてするならね」
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