安価とコンマで『剣と魔法のRPG』をイチから作る
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199: ◆0UPy0Q6GXwAs[saga]
2021/10/12(火) 23:45:48.47 ID:5Bjbf2ibO
リーフィアが連れられたのは、町中から外れた裏路地だった。ここはスラムとまでは言わないものの、治安が悪い現在、迂闊に立ち寄って良い場所ではない。
道端には浮浪者が何人も寝ている。そんな中、オボロは何の躊躇も無く、一人の浮浪者に声を掛けた。
オボロ「おい、ワープ屋。出番じゃぞ」
ワープ屋「あー……?」
“ワープ屋”と呼ばれた男は、無精髭の生えた顔を上げた。大きな欠伸をして、軋んだ髪を掻く。
ワープ屋「何だい、またお前さんか。俺ァ婆さんは趣味じゃねーんだが」
オボロ「殺すぞ」
ワープ屋「冗談、冗談。すぐやるよ。そこのお嬢ちゃんもかい?」
リーフィア「え、えっと……」
オボロ「あぁそうじゃ。早くするんじゃよ」
ワープ屋「わーった、わーった……」
そう言うと、その男は手の平を光らせ始めた。
ワープ屋「ほい、手ェ繋げ」
リーフィア「えっ」
オボロ「大丈夫じゃ。見た目ほど汚くは無いぞ」
ワープ屋「ひでーのなー」
リーフィア「じゃ、じゃあ……失礼します……」
オボロが言うのだから、何か考えがあるのだろう。そう思い、リーフィアは“ワープ屋”の手に触れた。
その瞬間。
ギュオン……!!!
リーフィア「……!?」
リーフィアは、体が歪む感覚と強い浮遊感を感じた。
そして、気がつくと……そこは全く知らない場所であった。
・リーフィアはアルカンレティアから他国の入口にワープしています。どこにワープしたのでしょう。>>47-48から選択してください。今回『大国』は無しです。
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