【シャニマス×ダンガンロンパ】灯織「これが私たちの答えです」【安価進行】
1- 20
305: ◆zbOQ645F4s[saga]
2021/10/09(土) 20:33:09.49 ID:uz0wsKDr0

彼女と出会ったのはほんの偶然だった。

当時の私はまだキャリアも浅く、仕事にやりがいを見出すことに必死になっていた。
自分から望んで飛び込んだ世界、そこはそれまで思っていたように透き通る場所ではなく、淀みの底から濁りのない水面を求めて泳ぎ続けるような場所。
なんとかこの心の拠り所となる場所を探し続ける日々だった。

そんな中で、彼女を見つけたのだ。
何気なく同僚の担当する事務所のアイドルが参加したオーディションの結果を見ている時だったか、
……今でもなぜ彼女があれほどまでに私の目を引いたのかはわからない。

ただ、邪な考えだったことは言うまでもないだろう。
私は彼女を見て、プロデュースしたい、つまりは【自分の道具にしたい】と思ったのだ。

彼女はまるでうだつの上がらない日々を送っていた。
女優の眩い光明に当てられた彼女は、夜灯に集う羽虫のように触れることもできない理想の傍で右往左往するばかり。
参加するオーディションというオーディションに次々に落ちていた。




____彼女なら、簡単に籠絡できると思ったのだろう。
私がスカウトするまでそう日数はなかったはずだ。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
361Res/252.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice