【安価・コンマ 】ロボットのパイロットとして生きる【オリジナル】
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913:名無しNIPPER[saga]
2022/02/10(木) 21:02:45.80 ID:coQGl7gU0
20−20=00
正直判定をどうするかかなり悩みましたがぴったりゼロの強運を引いたということでイヴ−2

これ以上ロケットを発射されると分が悪い、そう考えたカズミはレーザーブレードを片手に一気に距離を詰める。

ヘルミラーは距離を取ろうとするも間に合わず、両者は肉弾戦へと移行する。
イヴとカズミはそれぞれ、これまで培ってきた実力を相手に全力でぶつけていた。そんな2人の戦闘はその高度さ故に、見る者によっては一種の舞踏だと勘違いするほど流麗だった。

しかしながらカズミの操縦技能はイヴのそれと比べて些か劣っていた。その差がいよいよ姿を現し始めた。

イヴの息もつかせぬ猛攻撃に、カズミは次第に押され始めていた。そして遂にカズミお得意の回し蹴りをかわされた後、持っていたブレードを弾き飛ばされてしまった。

「っ...!」

今からライフルを構える余裕はない。ならば距離を置くしかない。

しかしそれを見越したように、ヘルミラーはロケットを発射する。

(まずい!これじゃ後ろに下がってもあのやたら追っかけてくるロケットに狩られるだけ!...追いかけてくる...そうか!一か八か、やるしかない!)

ADMはヘルミラーに機体を密着させ、レーザークローが動かせないように両腕を掴んだ。

(もしあのロケットが私を追いかけてくるのなら、このままいけばイヴもダメージを受ける!そうなる前にきっとロケットをどうにかするはず!)

しかしそんなカズミの予想とは裏腹に、イヴは涼しい顔をしていた。

着実に二人に迫り来る弾頭。そうしてロケットが着弾する寸前、カズミはようやく気づいた。

(イヴは、避ける気なんて...もとからない!?)

文字通りイヴはゼウスに命をかける気だとカズミは察した。

(でも...私だってここで、終われない!)

自分にだって背負ってきたものがあるし、命をかけてでも守りたい人がいる。だからこそ、ここで死ぬわけにはいかない。

そんな思いに突き動かされ、カズミは半ば無意識に操縦桿を動かした。

(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ エース
1近接
2滑空
3遠距離

コンマ下1桁 イヴ エースオブエース
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度


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