【安価・コンマ 】ロボットのパイロットとして生きる【オリジナル】
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820:名無しNIPPER[saga]
2022/01/16(日) 21:35:20.71 ID:Lfolo81x0
35 誰も追いつけなかった

「あの動き...いや、そんな筈は──」

オルデンリッジの脳裏にある顔が浮かぶ。

「にっ、逃げられます!」

「ちっ、俺が行く!」

ADMのスピードに追いつける見込みはほぼ無いと分かっていたが、オルデンリッジ、そして特務機関にとってあの機体を奪われるのだけは何としても避けなくてはならない。
そんな考えからADMの後を追おうとしたオルデンリッジだったが、1機のカニコフが立ち塞がった。

「押しつけられたとは言え、任務は任務。ここは通しません!」

そう意気込んだのはライだった。

本来ここに来るのはカスケードのはずだった。しかし命のやり取りのない戦場は己の居場所ではないとだけ言い残し、かわりに丸投げされたライがこの作戦の指揮を取ることになった。

「こんな時に!」

オルデンリッジは悪態を吐きながらカニコフへと向かって行った。

一方、カズミ達は全速力で特務機関の基地からそう遠くない場所にある街へと向かっていた。

「もうつく?」

「ここからそう遠くないし、この速さならあと30分くらいで着くよ」

「はーい」

カズミは改めてレーダーを見て追手がいない事を確認しながら、不安になる気持ちを抑えようとしていた。

(まだ私は捕まってると思われてるはず。だから、お父さんもお母さんも無事だとは思うけど...いつバレるか分からない。急がないと!)

そしてカズミの言った通り、30分程経過した頃には目的の街が見えてきた。

↓1
01〜10 特務機関がいた
10〜 誰もいなかった


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