【安価・コンマ 】ロボットのパイロットとして生きる【オリジナル】
1- 20
725:名無しNIPPER[saga]
2021/12/18(土) 19:29:55.12 ID:BfsMrAOh0
53 撃破した

先に戦況が動いたのはオルデンリッジの方だった。

クラックロードは近くに落ちていた岩塊を拾うと、それをカニコフに向けながら超音波爪で粉々にした。

「くそっ、目眩しか!」

バンダナを巻いたパイロットは悪態をつきながらも、奇襲を警戒して壁際に移動した。

「これなら──」

奇襲は防げる、そう考えたが土煙が晴れてもクラックロードの姿はない。

「何処に行った!?」

自分を素通りしたのかと思って仲間達の方に視線を移すがやはりどこにもいない。その時、後方で援護射撃をしていた仲間から通信が入った。

「上だよ!」

その言葉に従って頭上を仰いだ時には既にクラックロードはフライングボードから飛び降りており、そのままレーザーソウでカニコフは両断された。

クラックロードは素早く方向転換すると、ADMと戦っていたカニコフの1機にタックルを仕掛けた。

「やらせない!」

それを後方から眺めていたカニコフはライフルの銃口をクラックロードに向ける。しかし引鉄を引く前に一筋の飛来する光が目に入った。

「な...!」

絶句したパイロットはなす術もなく、ADMが投げたレーザーブレードに貫かれた。

「クソッ!」

一気に形勢が悪化し余裕を失った青年はADMに対し一気呵成に攻め立てる。

(アニキの仇...刺し違えてでも!)

しかし焦りによって動作は雑になっており攻撃は全てかわされてしまった。そして隙を見つけたADMはカニコフを投げ飛ばすと、ライフルでとどめを刺した。

「ふぅ...」

カズミはオルデンリッジの方を見たが、そちらも既に戦闘は終わっておりペチャンコになったカニコフの残骸が佇むだけだった。

「無事だな?」

「はい!」

「よし。...かなり奥まできたがヘルミラーもゼウスとやらも居ないな」

「とっくに逃げたんでしょうか?」

「分からない。もしかすると長官たちが見つけているやもしれん。いずれにせよもう少し進むとするか」

「了解です!」

操縦技能
オルデンリッジ 熟練 0.5/4→1.5/4



一方その頃、シエラ=レオネの部隊は...

↓1
01〜50 サノス
51〜70 カスケード
71〜90 ライ
91〜 イヴ

↓2 護衛が...?
01〜10 2機いた
11〜40 1機いた
41〜 いなかった


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
957Res/497.97 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice