【安価・コンマ 】ロボットのパイロットとして生きる【オリジナル】
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名無しNIPPER
[saga]
2021/12/10(金) 19:53:54.36 ID:pHgOnyii0
ゼウスがセントラル・ソロニティの代理人と会合を終えてから数日後、シエラ=レオネはブルトニア北部山中の巨大な廃鉱山を、少し離れた山稜から眺めていた。
「ふむ、アルテミス偵察隊の報告通り、随分と数が多いな」
双眼鏡を覗きながら呟く。
「鉱山とは厄介な場所を選ぶ。ブルトニア軍の十八番、デュナミスの編隊による遠距離攻撃は屋内ではできないからな」
デュナミス──ブルトニア軍の制式機の1つだ。フライングボードと一体化した飛行型の機体であり、高機動、高射程で遠距離戦ならば大体の相手を圧倒することができる。
背後に控えていた特務機関の兵士が、準備ができた事を彼女に報告する。
「ようやく軍部の連中も着いたか。では予定通り、所定の時間になったら作戦開始だ」
「はっ!」
今回特務機関が人里離れた廃鉱山にやってきたのは、一時的にではあれガーディアンオブエデンと共に行動していたアルトの情報提供によって明らかになったアジトを掃討するためである。
中央大陸のアジトとしてはかなりの規模である事が予想されたので、軍部との共同作戦となった。その為特務機関は例のごとく軍部に雇われたPMCという事になっている。
──廃鉱山、入り口──
「廃鉱山なんて鬱屈な場所だと思ってたけど、いざ離れるとなると少し寂しいな」
「そういや、お前は西方大陸組だったな」
カタラに搭乗したガーディアンオブエデンのメンバーが無線を介して会話している。襲撃が来るとは微塵も思っていない様子だ。
「ああ。向こうで何をやるかは分からんが、ゼウスさんなら考えあってのことだろう。俺たちがいない間中央大陸は任せたぜ」
「おう。地道に妨害活動でもやっとくよ」
そうして会話を終えたパイロットが欠伸をしたその時、隣にいたカタラが光線に貫かれた。
「...は?」
事態が飲み込めずモニターを眺める。
「...てっ、敵襲!!」
それと同時にブルトニア軍による総攻撃が始まった。
「敵の数は!?」
「分からない!だがスパイヤーズの大部隊って事はブルトニア軍だ!」
「一歩も通すな!!」
「鉱山内の連中にも伝えろ!」
「サリバンがやられた、クソ!」
突然の襲撃によってガーディアンオブエデンの間では、様々な内容の無線が飛び交っていた。
その中で彼らが最も聞きたくない無線が飛び込んできた。
「しし、白騎士だぁ!」
「くそっ、戦力を集中させろ!」
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