【安価・コンマ 】ロボットのパイロットとして生きる【オリジナル】
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633:名無しNIPPER[saga]
2021/12/04(土) 20:52:55.63 ID:kxEq7fi80
12 カズミ−1

「このまま押し切る!」

そう意を決したカズミは再びブレードを構えようとする。

しかしヘルミラーは背を向けて距離を取り、そのまま殆ど海面と垂直に上空へと移動する。

「待てっ!」

ここを逃せば勝機は無いと考えたカズミは急上昇していくヘルミラーに必死に食らいつこうとする。

そしていよいよブレードの間合いにヘルミラーが収まると思われたその時。

「っ!?」

ヘルミラーは突然フライングボードを片手に持ってADMへと投げつける。

(捨て身の攻撃!?)

当然足場を失ったヘルミラーもADMの方へと落下、すれ違いざまにクローを振るってくる。

カズミは何とか間一髪というところでかわす。ヘルミラーがどうなったのかを確認しようと振り返ろうとするが、それよりも早くロケットがADMの背後に直撃した。

(こっちが本命か!)

エンジンが重大な損傷を受けたのかコックピット内の照明が消えたかと思うと、赤色の非常灯が点灯、あらゆる種類の警告音がけたたましく鳴っている。

強烈な重力の負荷に加えて強風の影響で機体が大きく揺れている。

みんな掴まって、そう言おうとしたカズミはどこかに頭をぶつける。

「うぐっ...」

次第に薄れていく視界の中、最後に見えたのは悠々とフライングボードに乗りながらこちらを見るヘルミラーだった。

(イヴ...す、凄い──)

パイロット、その単語が頭に浮かぶと同時にカズミは意識を失った。




「んん...」

眩しい光に照らされ、カズミが目を覚ます。

「ここは...?」

コックピットの中にいる様だが、ハッチが開いており太陽の光が差し込んでいる。

「そ、そうだ、エヴァは!?それにお姉ちゃんも!」

↓1アルトの容態は?
01〜05 死亡
06〜30 重傷
31〜 気を失ってるだけ


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