【安価・コンマ 】ロボットのパイロットとして生きる【オリジナル】
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名無しNIPPER
[saga]
2021/11/30(火) 21:34:35.31 ID:JpAFg2h60
コンマ93 何とかかわした
何の前触れもなしにロケットが発射される。
「このっ!」
叫び声で疲れた身体に喝を入れると、カズミは飛来する二つの弾頭を回避した。
「...今のは危なかった」
するとオープンチャンネルを通してイヴが語りかけてきた。
「少しは腕前を上げたんだね」
「...イヴ!」
「提案があるの」
思いがけないイヴの言葉にカズミは面喰らう。
「そっちにいる記者を渡せば、この場は見逃してあげる」
「見逃して"あげる"?随分上から目線な奴だな」
アルトはそうボソリと呟いた。
「もし渡さないなら...」
それだけ言ってヘルミラーはロケットの狙いをADMに定めた。
「さあ、どうする?」
イヴの提案を受けるべきか、否か。カズミは悩んでいた。
(私を見逃してでもお姉ちゃんが、というよりはお姉ちゃんの持ってる情報が欲しい?なら、それこそ渡すわけには行かない)
とはいえこれから更にヘルミラーの相手をするというのはいささか無理がある。
(情報を渡せば見逃してもらえる...。でもお姉ちゃんは連れてかれちゃう...)
↓3まで多数決
1 提案を断る
2 提案に乗る
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