【安価・コンマ 】ロボットのパイロットとして生きる【オリジナル】
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58:名無しNIPPER[saga]
2021/10/06(水) 23:39:02.43 ID:DHb/hFB10
70 敵撃破

(この状況はまずい...)

いくら最新鋭と思われるアダムであっても、EXO Vが誇る鉄拳に殴られ続けていてはただでは済まない。

「お姉さん、空」

「へ...?」

エヴァの突然の言葉に思わず素っ頓狂な声をあげたカズミだったがすぐにその意図を理解した。

相手のフライングボードはさっき叩き切った。残る武装は拳とバルカン砲のみ。そしてEXO Vのバルカン砲はあくまで接近戦用であり、空に逃げてしまえば手も足も出ない。

「よし...じゃあ捕まってて!」

「うん」

殴打を続ける相手の拳を受け止めると、カズミは前腕部に搭載されているスラスターを起動し、寝そべった状態のまま距離をとる。本来の用途は滑空時の姿勢制御だが、少しの距離ならそれを用いて陸地での移動も可能だ。

素早く立ち上がり背中に収納されていたフライングボードを取り出してその上に立つ。ブースターの点火と共にアダムが空へと舞い上がる。

しかし相手も空に逃げられまいとフライングボードにしがみついてきた。

「嘘でしょ!」

「早くおとしちゃって!」

「まだダメ!ここで落としたら街の人たちが巻き添えに!」

「むう...!」

明らかに不満げなエヴァを差し置いてカズミは、想定以上の重みによって不安定な軌道を描くアダムを駆って海を目指す。

相手のバルカン砲によって今にも墜落しそうになりながら何とか海上に到達した。

「ここならっ!」

カズミはレーザーブレードで、もがいているEXO Vの片腕を切断。そのまま相手は海へと落下し、数秒の後爆発音と共に大きな水柱が立った。

「ふぅ...何とか勝てた...!」

「うん、わるくなかったと思うよ!」

後ろの席で微笑むエヴァを見て、未だ状況が掴めないにせよこの子を守ることができたとカズミは安堵した。

「けどまだ終わってない...!」

状況を確認するため街中へ戻ろうとしたその時、目の前のインターフェースに突然『ADM』の文字が浮かんだ。

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