【安価・コンマ 】ロボットのパイロットとして生きる【オリジナル】
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565:名無しNIPPER[saga]
2021/11/26(金) 20:35:52.78 ID:Tb+taLtC0
コンマ51 無事に通過

「どうだ、見つけたか?」

「いや。少なくともこの区画にいるはずなんだけど...」

「くそっ、とにかく虱潰しに探すぞ!」

するとガーディアンオブエデンの2人はその場から離れていった。

「よしよし、まだ見つけられてないみたいだね。私たちも急がないと」

それからカズミは部屋をいくつか捜索したものの、記者は見つからなかった。

「急がないとダメなんだけど...」

「ねえ、お姉ちゃん、ここは?」

エヴァが指差したのは電気の切れた部屋だった。

「取り敢えず見てみよっか」

カズミはヘッドライトを点灯し、部屋に入る。
中はぐちゃぐちゃに荒れており、足の置き場が少ない。

部屋の奥まで進んだが何も見つからない。

「ここには居ないか...」

そう呟いて部屋から出ようとした時、暗闇で何かが動くのが見えた。

明かりをそちらに向けると、拳銃を手にした女性がこちらを狙っていた。

「動くと撃つぞ」

その女性は冷静に警告してきた。

「...」

「お姉ちゃん?」

カズミは言葉が出なかった。そこには見慣れた顔があったからだ。

カズミと同じオレンジの髪をポニーテールに束ねたその女性は彼女の姉、アルト・アーディガンだ。

(喜ぶべきかどうかわかんないけど、ヘルメットのお陰で顔は見られてない...)

カズミは姉との再会を喜ぶべきなのか、こんな厄介ごとに巻き込まれていることを嘆くべきなのか分からなかった。

(どうしよう、どうやって連れて行けば?正体を明かす?でも私は死んだことになってるし...。というかそもそも何でお姉ちゃんがここにいるの!?)

↓1 どのようにアルトを説得する?


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