【安価・コンマ 】ロボットのパイロットとして生きる【オリジナル】
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555:名無しNIPPER[saga]
2021/11/21(日) 22:32:17.82 ID:hq7+pM2+0
矛盾なくいけそうなので3つとも採用します。

建物内を捜索する途中カズミはいくつかの文献を見つけた。

「これは、日記かな?」

表紙には題名はなく数字が書かれているだけだ。

『まさか本社に配属になるなんて、オマケに妻も一緒にここに住んでいいらしい!一体何が評価されたんだろう?まあ、何にせよここに居れば将来はきっと安泰だ!』

「でも...結局こうなっちゃったんだよね?何だか可哀想」

日記はまだ続いている。

『やっぱりここは凄い!僕が着任した時でさえ凄い大きさだったのに、今でも増築が続いている!ソラ・テックの業績は右肩上がりだし、最近はウチが主導で世界統一協約なんてのが締結されるなんて噂も聞こえてきている。ひょっとするとここは惑星エデンの首都になるかもしれない!』

「歴史で少し習ったけど、ソラ・テックってやっぱり強い影響力があったんだ...。そんなに凄かったなら、なんで倒産、というか滅亡?したんだろう」

『...最近活気が無くなってきた。噂では色んな国や企業からウチに対して、原材料やエネルギー、食料の輸入規制が取られているらしい。上層部は本社にある農場や施設で賄っていけると言っているが...』

「雲行きが怪しくなってきたよ...」

『...妻が死んだ。何故だ?何故僕らは襲われたんだ?僕らが一体何をしたんだ?むしろ分け隔てなく色々な国や企業に技術提供や支援を行ってきたのに...これを書く気力も湧かない』

「本社が襲撃されたってことかな?でも、襲撃と同時に滅んだわけじゃないってこと?」

『上層部が言うには新天地を見つけたらしい。そこにいけば平和が待っているとか。...僕にとってはもう遅い話だ』

「新天地...?」

『どうやら僕らは嫉妬深き大地の悪魔の怒りを買ったらしい。この船はじき沈むだろう。...だけど僕にしてみれば、ようやく無意味な人生を終わらせられる。今、会いに行くよ』

何とも後味の悪い結末にカズミは顔を歪めた。

「...はぁ。それにしても、大地の悪魔って何のことだろう?どっかで聞いたことあるような気がするんだよなー」

取り敢えず今日はここまで。


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