【安価・コンマ 】ロボットのパイロットとして生きる【オリジナル】
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名無しNIPPER
[saga]
2021/11/12(金) 20:45:33.21 ID:AgZrwRfA0
カズミ達は追手から逃れる為にシーパーク内を移動しながら会話を交わしていた。
「ちなみに襲撃してきたのは一体?」
カズミの疑問に、周囲を見渡していたオルデンリッジが答えた。
「恐らくはハイオネル・ファミリーだな。何人か資料で見た顔が居た。おおかた金で雇われたんだろう」
それを聞いたミツキが呟く。
「ハイオネル・ファミリー...確か──」
と、その時、轟音と共にシーパークの外壁が崩れたかと思うとアブマットが目の前に現れた。
「武装したPEMだと!?どうやって持ち込んだ!」
「まずいぜオルデンリッジ!後ろから歩兵も来てる!」
「全く、どちらか片方だけならまだ何とかなったものを!」
バーネットはそう悪態をつきながら拳銃の弾倉を装填した。
そして何故かミツキも憤慨していた。
「何ですかアレは!アブマットじゃないですか!あんなものを私の目に入れないでくださいよ!」
「なんでおこってるの?」
「何って...あのシリーズ、コストやら運用の簡単さから随分と評価されてるみたいですが、私に言わせればゴミです、ゴミ!」
ミツキの口は全く止まる気配がない。
「ありとあらゆる設計が安定志向で、ロマンのかけらもあったもんじゃありません!PEM開発者ならもっと追い求めるべきものがあるでしょう!アブマットシリーズの設計者を目の前に連れてきてくれたら私がこの手でブチコロ──」
ミツキはハッとした表情になると、咳払いをした。
「...私としたことが、取り乱しましたね。とにかくあの機体は好きではありません」
そんなエヴァとミツキのやり取りをよそに、カズミは現在の状況が非常にまずいことを理解していた。
(このままじゃ絶体絶命...!)
その時カズミの目に入ったものがあった。
「オルデンリッジ先輩、私に考えがあります!」
「何だ!?」
「私がアレに乗って注意を引きつけます!」
カズミが指をさしたのはシーパークのアトラクション用のPEM、レインボーバードだ。
「確かに注意は引けるだろうが、アレは殆ど非武装だぞ!」
オルデンリッジの言う通り、レインボーバードの装備はごく簡素なブレードどペイントガンのみだ。
「でも機動性は抜群です、時間稼ぎなら!」
「本当にそれでいいんだな?もちろん対象を安全な場所に移したらすぐ援護に向かうが、それまで耐えられるか?」
「それは──」
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1 レインボーバードに乗る
2 オルデンリッジ達と行動を共にする
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