【安価・コンマ 】ロボットのパイロットとして生きる【オリジナル】
1- 20
488:名無しNIPPER[saga]
2021/11/12(金) 20:45:33.21 ID:AgZrwRfA0
カズミ達は追手から逃れる為にシーパーク内を移動しながら会話を交わしていた。

「ちなみに襲撃してきたのは一体?」

カズミの疑問に、周囲を見渡していたオルデンリッジが答えた。

「恐らくはハイオネル・ファミリーだな。何人か資料で見た顔が居た。おおかた金で雇われたんだろう」

それを聞いたミツキが呟く。

「ハイオネル・ファミリー...確か──」

と、その時、轟音と共にシーパークの外壁が崩れたかと思うとアブマットが目の前に現れた。

「武装したPEMだと!?どうやって持ち込んだ!」

「まずいぜオルデンリッジ!後ろから歩兵も来てる!」

「全く、どちらか片方だけならまだ何とかなったものを!」

バーネットはそう悪態をつきながら拳銃の弾倉を装填した。

そして何故かミツキも憤慨していた。

「何ですかアレは!アブマットじゃないですか!あんなものを私の目に入れないでくださいよ!」

「なんでおこってるの?」

「何って...あのシリーズ、コストやら運用の簡単さから随分と評価されてるみたいですが、私に言わせればゴミです、ゴミ!」

ミツキの口は全く止まる気配がない。

「ありとあらゆる設計が安定志向で、ロマンのかけらもあったもんじゃありません!PEM開発者ならもっと追い求めるべきものがあるでしょう!アブマットシリーズの設計者を目の前に連れてきてくれたら私がこの手でブチコロ──」

ミツキはハッとした表情になると、咳払いをした。

「...私としたことが、取り乱しましたね。とにかくあの機体は好きではありません」

そんなエヴァとミツキのやり取りをよそに、カズミは現在の状況が非常にまずいことを理解していた。

(このままじゃ絶体絶命...!)

その時カズミの目に入ったものがあった。

「オルデンリッジ先輩、私に考えがあります!」

「何だ!?」

「私がアレに乗って注意を引きつけます!」

カズミが指をさしたのはシーパークのアトラクション用のPEM、レインボーバードだ。

「確かに注意は引けるだろうが、アレは殆ど非武装だぞ!」

オルデンリッジの言う通り、レインボーバードの装備はごく簡素なブレードどペイントガンのみだ。

「でも機動性は抜群です、時間稼ぎなら!」

「本当にそれでいいんだな?もちろん対象を安全な場所に移したらすぐ援護に向かうが、それまで耐えられるか?」

「それは──」

↓1
1 レインボーバードに乗る
2 オルデンリッジ達と行動を共にする


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
957Res/497.97 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice