【安価・コンマ 】ロボットのパイロットとして生きる【オリジナル】
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484:名無しNIPPER[saga]
2021/11/12(金) 20:07:13.25 ID:AgZrwRfA0
91 撃破

カズミは近くにあったスタンドの陰に隠れると、ホルスターから拳銃を取り出した。そのまま、敵に気取られないように様子を窺う。

「自動小銃なんていつの間に持ち込んだんだろ...」

レストランを包囲している襲撃者たちは格好だけなら観光客と何ら変わらないが、全員がアサルトライフルやサブマシンガンで武装していた。カズミのそばだけでも敵の数は4、5人は居る。

「拳銃じゃ少し心もとないけど、奇襲で混乱させるぐらいは何とかなる!」

カズミはレストランに向けてアサルトライフルを乱射している敵に照準を合わせると、深呼吸をしてから引き金をひいた。

「グハッ!」

うめき声と同時に撃たれた相手が地面に倒れ込む。

「何だ!?」

「トミーがやられたぞ!」

混乱している隙をついて、カズミは更にもう一人に鉛玉をお見舞いした。

「マイク!?」

真横に居た仲間が倒れた事に気づいた相手は弾の飛んできた方向に視線を移し、カズミを発見した。

「後ろだ、あそこにいるぞ!」

男の声に合わせて、彼の仲間たちが一斉にカズミの方を向く。

「うう、まずい!」

直ぐに銃弾の雨がカズミ目がけて飛んできた。

「絶対に顔を出しちゃ駄目だよ!」

「はーい」

スタンドは何とか銃弾を防いでいるが、そう長くは持たなそうだ。
しかしその時レストランの方で動きがあった。

「まずい、奴らが動くぞ!ここから──」

そう仲間に忠告していた男は、オルデンリッジによってピストルで頭を撃ち抜かれた。

続けて周囲にいた襲撃者たちもバーネットやガルーによって射殺された。

「大丈夫でしたか!?」

カズミのもとまでやってきたオルデンリッジ達に声をかける。
幸いにも見たところ誰にも目立った外傷は無く、ミツキも無事のようだ。

「何とかな。とにかく今はシーパークから抜け出すとしよう」

「しかし奴らがそう易々と逃してくれるだろうか?この人数、恐らく出口は固められているぞ、オルデンリッジ」

「おいおいバーネット、弱気になってんじゃねえぞ」

3人の会話をよそに、ミツキは1人でブツブツと呟いていた。

「まさか本当に殺し屋を送ってくるなんて...。決めました、戻ったらトバルカイン・テクノロジー含め下請け共に誰が支配者か思い出させてあげましょう」

白兵戦技能
カズミ 兵卒 2/3→熟練


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