【安価・コンマ 】ロボットのパイロットとして生きる【オリジナル】
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38:名無しNIPPER[sage saga]
2021/10/05(火) 00:18:24.24 ID:oNO6YUfF0
5 ADMで決定

エヴァは無理やりカズミをPEMの中に押し込めると、起動するように促す。

「この子の名前はADM、アダムだよ。ほら、早く!」

「うーん...」

目まぐるしい展開に理解が追いついていかないカズミ。どうするべきか僅かばかり悩んだが、カズミは悩んでも仕方ないと息を吐き、アダムを始動させる。

とはいえカズミに不安がないわけではなかった。というのもこのPEMはあらゆる点において異様なのである。

カズミは軍属であるため市場や軍隊に流通している戦闘用PEMなら大体の機体は知っている。しかしカズミはこの白を基調とした、騎士を彷彿とさせるような機体は見たことがない。 

それにコックピット内のコントロールパネルも普段搭乗する機体とは全く異なっている。何よりこの機体は二人乗りらしい、後方の座席にエヴァがちょこんと座っている。

ひょっとすると軍のプロトタイプかもしれないと考え、思わず冷や汗が流れる。もしそうなら無権限の搭乗で軍法会議ものだ。

(けどエヴァちゃんを放っていくわけには行かないし...)

そんな事を考えていると大通りの方から爆発音がした。

「これは...テロ!?」

慌てて機体の姿勢を起こそうとするが、上手く立ち上がらない。

「ちょ、どうして!」

自分の操縦技術云々の問題ではない。明らかに馬力が足りていないようだ。

「うーん。完璧に、とはいかないか〜」

ぼそっとエヴァがそう呟いた。しかし慌てるカズミの耳には全く入っていなかった。

「よしっ!」

何とか機体を起こして大通りに向かおうとすると、突然空き地の奥にある林から木を薙ぎ倒して一体のPEMが現れた。

「あれはEXO V...」

数世代も前のPEMで武装は簡素なバルカン砲と、己の拳、それに装甲の薄いフライングボードだけだ。

「だけど、この機体の調子だと油断はできない...!」

EXO Vはフライングボードを構えて戦闘体制に入った。

「やるしかない!」

という訳で初戦闘ですが簡単に説明を。戦闘では近接は滑空(フライングボードのこと)に強く、滑空は遠距離に強く、遠距離は近接に強いとなっています。最初にどの行動を取るか選択した後に、戦闘の結果をコンマで判定します。


(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ
1近接
2滑空
3遠距離

↓1 コンマ下1桁 敵
1〜3 近接
4〜6 滑空
7〜9 遠距離
0なら二桁目を参照(二桁目も0なら再度判定)


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