【安価・コンマ 】ロボットのパイロットとして生きる【オリジナル】
1- 20
337:名無しNIPPER[saga]
2021/10/30(土) 22:47:55.28 ID:xDV0gLOg0
79 無事逃げられた

カズミ達が無事に逃げおおせた一方、ガーディアンオブエデンのアジトでは──

「すまねえな、ゼウスさんよ。こんな時のために俺が残ってたってのに」

「構わないよ。いくら君が死の雷鳴と呼ばれた凄腕でも、あの戦力差は厳しかったさ」

アジトの一室でゼウスと左手足を失った中年の男──カスケード──が話していた。

「いーや、俺のミスだ。あと一歩早くADMの脱走に気づいていたら追いつけたのによ」

「まあ、ね。だが君だけの責任じゃない。お嬢ちゃんがいた部屋の前には確かに見張りを置いていたんだがね。彼らも襲撃中、そこから動かなかったと言っていたのに...」

ゼウスはこめかみを人差し指でトントンと叩きながら思慮に耽る。

「お嬢ちゃんの方ではない...であれば、あの少女か?しかしいったい...」

「考え中悪いんだけどよ、そろそろ移動の準備が終わるはずだぜ」

「む、そうかい。なら行くとしよう。彼女達に逃げられたのは痛手だが、やる事は変わらない。必ず──」

そう言うとゼウスは力強い足取りで部屋を出た。

今日はここまで。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
957Res/497.97 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice