6: ◆Z9rYxRK0vI[saga]
2021/10/03(日) 17:48:02.51 ID:Wc0IVWro0
凛「……ところで、聞いてもいいかな。愛海、なんか元気が無いように見えるけど」
まゆ「そう、まゆも気になってて。どうかしたんですか?」
愛海「それがさ…これ」パサッ
まゆ「これは……温泉旅行の…ペアチケット? どうしてこんなもの…」
愛海「昨日の営業先でね、お礼に商店街の福引券を貰ったの。それでプロデューサーが一等当ててさ。その景品がこれ」
凛「ふーん…え? ってことは愛海、プロデューサーと旅行行くの? プライベートで?」
まゆ「…………ほぉん?」ゴゴゴゴゴゴ
愛海「こ、怖いよまゆさん! そりゃ当然行きたかったよぉ。でも見て、ここの注意書き」
まゆ「えぇと…『なお、ご利用できるのは○月×日〜○月△日の二日間のみです』…ですって」
凛「変わってる…っていうか、不便だね。日付が指定されてるなんて」
愛海「そうなの! 何でもその旅館のイベント集客のために配ってるチケットらしくて、そのイベント当日しか使えないみたいで」
まゆ「それで落ち込んでる、っていうことは、愛海ちゃん…」
愛海「そう、あたし、その日お仕事なんです…」
凛「それは……ガッカリだね」
まゆ「まゆが愛海ちゃんの立場だったら、ハチャメチャに凹みますねぇ……」
愛海「でしょー!? これなら二等の特産品詰め合わせの方がよっぽど嬉しかったよぉ…」
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