82: ◆dUKmCC1WQo[saga]
2021/10/04(月) 11:16:17.95 ID:f0EiF1kfo
そもそも目の前にいる少女が本当に人間なのかも怪しいところだ。
夜の神社にはよくないものも集まってくる。
目の前にいるのが妖の類であるならば私はなす術もなく喰われてしまうのではないだろうか。
怯えているように見えるが、そう油断をさせておいて隙を見せたら猛然とこちらに襲い掛かってくる可能性もある。
そんなどうにもならない無益な考察のみが私の中で反芻される。
この時点ですでに受け身の態勢だった。
結局、私は逃げ出すことも追い出すこともできずに少女の反応を待つばかりとなってしまった。
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