無職「伝説にでもなるか」【安価・コンマ】
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57: ◆dUKmCC1WQo[saga]
2021/10/01(金) 01:05:09.44 ID:MUPNJ/ZYo
神主「本来であれば警備会社などに依頼するのが筋なのでしょうがそれも難しく……」

霧崎「何が難しいんだ?」

神主「主神の機嫌が悪くなるのです。……半分は冗談ですよ?」


神主は笑ったが、半分は真実らしい。

以前警備会社に依頼したところ、極端な頻度で監視カメラが故障し見回りの警備員の事故が相次いだ。

それ以来、警備会社には頼みづらくなっているという。


神主「制服が好きではないんですかねぇ」


神主は随分とのん気だ。境内で何をしようと興味はないなどとのたまう方がよほど罰当たりにも思えるが。

その後、各ポイントを回って鳥居の前まで戻ってきた。

あとはここからしばらく見回りを続けて、引継ぎの人間と交代すればいいらしい。


神主「この時間だけどうしても都合がつかなかったんです。助かりますよ」

霧崎「念のために伺いたいのだが、見回りの際本当に丑の刻参りをしている奴を見つけたらどうする? 捕まえるのか?」

神主「そこまでしなくて結構です。暗がりから大声でも出せば驚いて逃げ出すでしょう。そもそも見つかってはいけない儀式ですから神経過敏になっているでしょうし」

神主「見回りを始めてからそういう人たちも、うんと少なくなりましたからね。しばらく続ければまた前のように静かな神社に戻るでしょう」


最後に『ではよろしくお願いします』と言って神主は去っていった。

私の手には懐中電灯が1本。ただの見回りなら十分な明るさを保っている。

それに静かでひんやりとした空気は物事を考えるのによさそうだ。話の展開を決めるにはうってつけの夜ではないか。


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