116: ◆dUKmCC1WQo[saga]
2021/10/06(水) 23:41:44.80 ID:yvFjtoPxo
「うおおおおおおおおおおおおおああああああぁぁぁ!!!!!」
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――その後の記憶は曖昧だ。
女ともみ合った気もするし、案外あっさりと決着がついた気もする。
無我夢中で自分でもどんなことをしたのか……。
確かなことはあの一瞬。私の学生時代から今に至るまでの時間に比べれば一瞬だろう。
あの女との闘いの最中、私は初めて自分の小説について考えるのを忘れていたのだ。
そして自分の小説を完成させるよりも、少女をかばうことを選んだのだ。
『守る』ではなく『かばう』だ。
残念ながらかばうことで精一杯だった。
最後はせめて少女が傷つけられないように、その可能性をわずかでも減らすために私は少女に覆いかぶさった。
それだけははっきりしている。
そして背中に経験したことのない熱さを感じながら、私の意識は途絶えていった……。
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