イレイナ「サヤさん達とお仕事ですか」フラン「はい、そうですよ」
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名無しNIPPER
2021/09/21(火) 22:46:58.91 ID:8o5XLrH+0
当日、宿を出発して合流場所に行くと、サヤさんたちはすでに来ていて、私たちを待っていました。
シーラさんがくわえているパイプの先からは、線香のように煙が出ており、サヤさんは私と同じとんがり帽子を被って、私を見るとぱっと顔を輝かせながらこちらに手を振りました。
「よう、フラン。久しぶりだな」
シーラさんがフラン先生に話しかけようとすると…
「イレイナさんーーー!」
と、サヤさんが私の前まで飛んできます。
「イレイナさん! お久しぶりです。 元気にしてましたか?
ぼくはまたこうしてイレイナさんと会えてとても嬉しいです」
それはもう新幹線が突っ込んでくるかのような勢いで。
そのままぶつかってしまうかと思いました。
「おい、今私が話してるだろう?」
シーラさんはサヤさんの首根っこをつかんで引き寄せると、拳で頭をぐりぐりとし、あいたーっ…とサヤさんは頭を抱えて涙目になります。
ぼくも話したいんですーとサヤさんが腕をパタパタさせる仕草から、
私は、サヤさんたちも、また私達と顔を合わせることを楽しみにしていたのだろうか、と思いました。
「お久しぶり、シーラ。そっちも相変わらずのようですね」
フラン先生が呼びかけると、シーラさんはサヤさんの頭から手を放します。
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