92: ◆R39XEzWXr6[saga]
2021/09/17(金) 08:42:02.93 ID:8T4Pzsl20
彼方「ぐはっ……!」ドサッ
中田「彼方!」
赤単「中田ァ……俺はこれでもお前を評価していたんだぞ? 他の有象無象よりかは見どころがあるとな……そのお前を完封したというから期待していたが……がっかりだよ。この程度とはな」
赤単「やはり……俺と勝負できるやつはいないのか」
彼方「うぅ……」
田中「……」
赤単「……さぁ彼方! お前は俺に敗北し、このバトルロワイヤルから脱落することになる! 掲示板に映るお前の名前は一体何位かな……?」
掲示板『田中:27位』バターンッ
彼方「!?」
赤単「!?」
三九「なっ、何故彼方ではなく田中の名前が掲示板に……!?」
赤単「はっ……そのデュエルディスク、まさか!」
田中「ご明察……試合前にすり替えておいたのさ!」
中田(だから掲示板は田中が敗北したと判定したのか……!)
赤単「……小癪な真似を」
田中「やれやれ、保険を張っといてよかったぜ」
彼方「田中、どうして……」
田中「知ってんだろ? 僕は合理的なんだ……僕の読みが正しければ、彼方! お前はきっと赤単に勝てる! 今の内にお前に賭けとけば、僕は労せずナンバー2って寸法よ」
田中「だからよ……お前がこの部のナンバー1になるのを……地獄で待ってるぜ」バシュッ
彼方「田中……!」
中田「……! 彼方、一度逃げるぞ!」ピューッ
中田(田中が作った再戦のチャンス、無駄にはしない……!)
三九「……追いますか?」
赤単「いや、いい……特待生の田中があそこまでするとはな……やはりあの彼方とかいうやつ、何か持っているのかもしれん……あるいは、俺の高みへと届き得る何かを……!」
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