663: ◆R39XEzWXr6[saga]
2022/08/14(日) 14:18:05.53 ID:fK+sgQyF0
ターン[5]
部長『頭のおかしい電光石火』
転校生『暴走ドロー』
転校生の『暴走ドロー!』 4枚の安価カードをランダムに互いの手札に加える!
妹「おっ、転校生さんはまた『暴走ドロー』かぁ。私もう慣れてきたよ」
宇宙人「……また『暴走ドロー』だと!? 『TAチャージ』を挟まずに……!?」
妹「え? 『TAチャージ』は次のターンするんでしょ。ただ順番が変わっただけじゃ……」
宇宙人「その順番が変わったという点が問題なのだ……『暴走ドロー』と『頭のおかしい電光石火』が同じターンに発動した時……効果処理が後なのは『頭のおかしい電光石火』の方。つまり部長は、『暴走ドロー』の結果を見てから自分が何を奪うか決めることができるのだ!」
部長「……何故、わざわざ不利になるようなことを……」
転校生「だって部長さん……僕の『暴走ドロー』、取る気じゃないですか」
転校生「だからまた新しいカード引いて選択肢を増やせば、そっち取る気になってくれるかも、なんて」
転校生「それに……結局ここで都合良いカード引けば全部解決じゃないですか」
部長「……!」
転校生「“当たり”があるルーレットが目の前にあれば……! 僕は1ターンだって待つ気はない!」
部長(長い目で見れば……ここは『TAチャージ』を発動した方が、より多く運ゲーできる可能性が高いはず……)
部長(勝ち負けの確率を計算しない運ゲー……その運ゲーに持ち込める確率すら計算しないというのか! ギャンブラーと呼ぶのも生温いほどの、クソゲージャンキー!)
部長「まったく、我ながらとんでもない人間を入部させてしまったものだ」ニヤッ
転校生「さぁ行きますよ!」バッ
「「ドロー!」」
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