アルティメット寿司じゃんけん 番外編【安価】
1- 20
497: ◆R39XEzWXr6[saga]
2022/06/13(月) 00:42:02.18 ID:dBOkiBHj0
妹「お兄ちゃんお疲れー」スッ

男「俺要らなかったじゃん」グデーン


後輩「おっ、宇宙人が攻撃しないタイミングに合わせた『溜め』……妹ちゃんの読み勝ちだ! これであと『溜め』3回! 勝利に近付きましたね!」

転校生「さぁ……それはどうかな」


妹「さぁっ! 一発読み勝ったところで、こっからもどんどん読み勝っていくよー!」

宇宙人「……ふふっ。やはりお前は初心者だな……既に勝敗は決している」

妹「……えっ!?」

宇宙人「やはり気付いていなかったみたいだな。では『先輩』として教えてやろう。お前が男の背中から降りた時、勝負は決したのだ」

妹「ど、どういうこと? だってお兄ちゃん力尽きちゃったし、降りるしか……」

宇宙人「力尽きた人間にはおんぶしてもらえないと誰が決めた?」

妹「え……」

宇宙人「審判……『おんぶ』とはなんだ」

審判「……『対象を背中に乗せており、なおかつ対象が自身の胸以上の高さにあること』。今試合ではこれを『おんぶ』と定義する!」

妹「えぇーっ!?」

妹(じゃあ寝そべったお兄ちゃんの上に座ってればずっと『おんぶ』してもらえたじゃん!!!!)

男(ひどくない?)

宇宙人「……やはり、『抱っこ』と似たような裁定(シリーズ「5」>>265)だったか。まぁ今更気付いても『おんぶ』自身の効果でもうそのやり方もできないがな」

妹「ずっと『おんぶ』してもらえていれば、0コストで『おんぶ』を連打できて……」

宇宙人「私は『花粉』による分の悪い運ゲーを強いられていただろうな。お前はその有利をたった今投げだしたのだ」

妹(だから、私が『おんぶ』を使わないって分かってても毎ターン10分粘ってたんだ……)

宇宙人「……何も賭けられていない生温い試合を幾度重ねたところで、勝機への嗅覚は磨かれない……だからお前は初心者なのだ」

妹「うぐぐぐぐ……! で、でもまだ負けじゃないもん! このまま読み勝ち続けて、『神のえんぴつ』を撃てれば……!」

宇宙人「読み勝ち続けて、か……だったらその手助けをしてやろう」ピラッ

妹(手札を私に見せたぁ……!?)

宇宙人「見ての通り、私は『溜め』をセットした。お前も『溜め』をセットすればいい」スッ

妹「くっ、バカにしてぇ!」バシッ


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
969Res/568.95 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice