22: ◆cUhskXlNTw[saga]
2021/09/12(日) 18:36:10.21 ID:8hZTBn66O
一行は屋敷にたどり着くと、
それぞれのやるべきことを始めた
女性陣は部屋に帰り、中華は料理を始めた
一方の男といえば、別にすることもなかった
23:名無しNIPPER[sage]
2021/09/12(日) 18:36:54.68 ID:QSvv7q530
2
24: ◆cUhskXlNTw[saga]
2021/09/12(日) 19:49:13.71 ID:8hZTBn66O
散々な目に遭った彼女が心配になったので、
氷魔の部屋を訪ねた
ノックをするも、返事はない
魔力照明の灯りは漏れているので、
中にいるのは間違いないだろう
25: ◆cUhskXlNTw[saga]
2021/09/12(日) 20:03:23.96 ID:8hZTBn66O
そういう訳で、入ったらどうなるか分からない。
傷心ともなれば、尚更である。
彼女の魔法を食らったら死にかねないので、
二の足を踏まざるを得ないところである。
26:名無しNIPPER[sage]
2021/09/12(日) 20:04:12.03 ID:tv4CrraDO
枕に顔を埋めて泣いていた
27: ◆cUhskXlNTw[saga]
2021/09/12(日) 20:40:10.78 ID:YxJT3R44o
彼女は自室のベッド、その枕に顔を埋めていた
もしや寝ているのか、と彼は思ったが、
ふと耳を澄ませば、啜るようなノイズを察知する
彼女は泣いているのだ。
28: ◆cUhskXlNTw[saga]
2021/09/12(日) 20:50:14.10 ID:YxJT3R44o
静かに、彼女の部屋のドアを開く
幸運にも、鍵はかかっていなかったようだ
氷魔「………………」
29: ◆cUhskXlNTw[saga]
2021/09/12(日) 20:55:51.08 ID:YxJT3R44o
氷魔「……分かってますよ……そんなこと……!」
男「分かってない。それなら、打ち明けてくれ。ずっと踞ってて、それじゃあ自分で抱え込んでるだけなんだ」
氷魔「………………」
30: ◆cUhskXlNTw[saga]
2021/09/12(日) 21:00:09.03 ID:YxJT3R44o
男「氷魔。俺の目を見ろ」
彼は無理やり彼女を枕から剥がし、
その顔を自分と突き合わせた
31:名無しNIPPER[sage]
2021/09/12(日) 21:07:24.09 ID:QSvv7q530
私のために歌ってください
32: ◆cUhskXlNTw[saga]
2021/09/13(月) 00:01:37.12 ID:eFbXN/E8o
氷魔「私のために歌ってください」
男「歌……か」
氷魔「……どうぞ……」
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