キョン「それで、お前も来ちまったのか?」友崎文也「あ、はい。友崎文也と申します」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2021/09/07(火) 23:24:49.19 ID:Ib9lUiBFO
「というわけで、初めまして」
「いきなり何なのよ、あんたたち」
「私は日向葵。別の世界から来ました」

さて、お待ちかねの本題に移ろう。
前置きは先述した通りであり、現在、SOS団の部室には珍しく客人が訪れていた。
自称、異世界人。日向葵さんと、それから。

「それで、お前も来ちまったのか?」
「あ、はい。友崎文也と申します」
「俺も自己紹介したほうがいいか?」
「いえ、キョンさん……ですよね?」

ハルヒと日向さんがバチバチやり合っているのをよそに、なごやかな自己紹介を交わす俺と友崎氏。

「そのあだ名は不本意なんだが……まあ、いいさ。好きに呼んでくれて構わない」
「すみません……本名を知らなくて」

別に隠しているつもりはないんだがな。
何せどいつもこいつもあだ名でばかり呼ぶものだからすっかり定着しちまって、もはや本名を名乗る必要すらないときた。やれやれ。

「せっかくだから、寛いでいってくれ」
「あ、どうも。突然押しかけてすみません」
「なに、気にすんな。遠慮はいらん。ああ見えて、ハルヒの奴も嬉しそうだからな」
「そ、そうなんですか……?」

あいつの態度は裏腹だから一見すると刺々しくても、俺から見たらかなりの上機嫌だ。


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