560: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/11/18(木) 23:35:51.38 ID:g0NBQbZ10
ただしそんなポイントは先に特別試験で稼いだ大きいポイントしかアテはない。それに、そのポイントを持っている人も限られてくる。
それにそれに、試験開始前に危うそうな人全員にポイントを均等に振り分けておくのは無理がある。せめて退学が決まった後でクラス内でポイントの受け渡しが可能だったら良かったのに……。
「2つ目。試験開始の時、特別なポイントを全員に5000ポイントずつ支給します。そのポイントの使い道は、バックパックとかテントとか、食料とか水と交換することが出来ます」
「テントは1人用?」
「1つで4人入れる物もあるよ。グループを組んでテントは1つだけ、とかも戦略としてはアリだね。ただし男女で一緒のテントは使わないこと。これは口頭での注意にしかならないけど。GPSでこの2人の距離が近いってのは分かっていても確かめる術がねぇ…」
どこか遠い視線を向こうへとやる先生。
それはともかく、グループ内で上手くポイントの節約は非常に有効だと思う。テスト参加前に飲む用として水も幾つか手に入れておきたい。夏場のため、紙コップなどに移して飲む必要があるのは当然のこと。
うーん、難しい。どうしよう。
「あと言ってないことあったかな……」
「3人もしくは4人の具グループが6人もしくは8人のグループに合併したらどうなるんだ?」
「あ、その場合は足して2で割ることになってる! ありがとう、忘れてた!」
この分だと、笹原先生の話には随分と穴がありそう。
ひとまず試験の概要は分かった。この場で詰め込みすぎても良くないため、本告知にて更に理解を深めることにしよう。
「あ、ちなみにちなみに。スタート地点の砂浜には無料で利用できる給水所とかトイレとか、シャワーも設置してあるから是非使ってね!」
「─────」
その一言を聞いてわたしは、
【コンマ判定
直感・洞察力:91 補正あり
7・0・ゾロ目:この試験の方針を定める
その他:また考えることにしよう
下1のコンマ1桁でお願いします。】
608Res/522.78 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20