【ウマ娘】トレーナー「なんかループしてね?」ターボ「3スレ目だ!」【安価】
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286: ◆FaqptSLluw[saga]
2021/10/13(水) 03:04:36.77 ID:gOpDRNwB0

「君には足りないものがある、それは何かわかるか?」
「……まぁ、大体アンタが言いたいことは分かるようになってきたぜ、トレーナー」


 小さくステップを踏んで、蹄鉄を鳴らしたリョテイ。

 彼女は両の拳を鳴らすように合わせ、にかりと笑みを浮かべた。


「――アタシの走法と、作戦が適合してない。アンタが言いたいのはそう言うことだろ?」
「……ああ。ルナとの対決でもよく解ったと思うが、君の本来のポテンシャルは皇帝に勝るとも劣らないものだ」


 最後の坂道での直線勝負。ルナが勝利を収めたものの、リョテイの敢闘もまた素晴らしいものだった。

 事実、あの日を境にキンイロリョテイの名前は徐々に広がりつつある。


「だったら、今からアタシの走り方をどうこうするか?」
「いや、そうしてしまえば君の持ち味が無くなってしまうかもしれないからな。それはできない」
「……へぇ、ならどうするんだよ」


 試すような知性のきらめき。リョテイの浮かべる挑戦的な笑みに、俺も思わず笑みを浮かべてしまう。

 夢の共犯者。浪漫の求道者。リョテイは俺を隣に置いてくれている。その信頼がこそばゆくて――でも暖かい。

 だから、そんな彼女を失望させたくない。どれだけ受け取っても足りないくらいの浪漫で彼女を満たしたい。

 そう、彼女が歩むべきは黄金の旅程。輝かんばかりのウイニング・ロード。

 そこへ至るための答えは、たった一つ。


「リョテイ、俺から君に提示することは一つだ」


 彼女の脚質が最も発揮されやすい作戦。

 追込。基本的な作法は、彼女自身が知っている。ならばどうするべきか。


「――並走トレーニングだ。君の思想を、完璧に、実践的なものに昇華するにはそれが必要だ」
「へぇ、並走ねぇ……。でも誰を?」
「君が選ぶといい。話はこちらでつける」


 俺がそう言えば、リョテイは「へぇ」と呟く。

 他人と合わせることが、彼女にとってどんな効果となって現出するかはわからない。

 それでも、学ぶことはあるはずで。


「ま、次までに考えておくとするか」
「ああ、考えておいてくれ。――君の浪漫への道が、きっと開けるはずだからな」


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▼[地に閃く黄金の旅程] 3/5

▼次回メイン進行時、[脚質適性:追込]がB以上のウマ娘を一人選択肢、並走トレーニングを行います。

※[脚質適正:追込]B以上
■適性A
・ゴールドシップ
・ナリタタイシン
・ヒシアマゾン
■適性B
・アグネスデジタル
・ハルウララ
・マヤノトップガン

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下1 誰を並走トレーニングの相手に指名する?


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