【咲-saki-】京太郎「ウルトラマンの力」咲「光よ!」
1- 20
882: ◆dBIP2XuQhg[saga]
2021/10/22(金) 18:17:42.61 ID:qjpGCQvk0


トシ「それにさ、戦いたいんだろ?」フッ

京太郎「っ……はい」フッ


笑みを浮かべて、バトルナイザーを受け取る

そこから感じる異様な気配

だがそれでも、京太郎は戦う


京太郎(ベリアルさん、あなたのためとかじゃない……俺のためにオレは戦いたい)


だがバトルナイザーを持つ、その手を掴む者がいた―――美穂子だ


美穂子「だ、ダメよっ」

京太郎「え?」

美穂子「京太郎はもう戦わなくて良い。沢山戦って、傷ついたのも知ってる!」


真っ直ぐに、京太郎の眼を見る美穂子、そして逆に美穂子の両目をしっかりと見つめる京太郎


美穂子「戦わなくても良い。戦えない京太郎のためにっ、私が!」

京太郎「美穂子さん」

美穂子「っ」


京太郎は自らの手を掴む彼女の手に、そっと手を乗せる

はやりが何かを言おうとするが、トシが口を塞いだ


京太郎「俺は戦いたい、戦いたいんだ」

美穂子「っ、なんで?」

京太郎「みんなのため、なんかじゃない。前から一緒だよ」


美穂子の手がそっと下りていく

バトルナイザーを握った手を見て京太郎は笑った


京太郎「俺は俺のために戦うんだよ」

美穂子「自分の、ため?」

京太郎「俺が守りたいから、俺の大切な人たちを」ニッ


その意味を理解してかしないでか、美穂子は少しばかり頬を赤らめて微笑む

はやりが口を塞がれたまま大声を出そうとするも……京太郎と美穂子に届くことはなかった




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/744.64 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice