95: ◆UQ4OyhWusmvf[saga]
2021/09/02(木) 23:32:54.40 ID:Kl7TMYsw0
氷川「……そういやさ、何であの時助けたんだ?」
氷川「あのまま放っておいても問題なかったろ。現にあいつらは何もしなかったし」
助けてほしくなかった訳では無いし、寧ろ感謝しているくらいだ。
ただ、どうして予備学科の俺なんかを助けたのか。こんな俺を助けた理由は何か知りたかった。
……危険を冒してまで誰かを助ける。その心理が理解できなかったから。
東「だって……えっと……」
東「………………出来そう、だったから」
氷川「? 何がだよ」
東「助けられそうって、思ったから……だよ……?」
少し俯くと、弱気そうな声で答えた。微妙に答えになってない気もするが。
けど、今はそれで満足するしかないか。荷物の整理もそろそろ終わる。
氷川「……よし、こんなもんか」
氷川「何かあったら言ってくれよ。東は助けてくれたしな」
東「……うん」
倉庫から出ると、荷物を運んだ影響でどっと疲れが吹き上がる。
これは部屋で休んだ方がいいな……。
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