54: ◆UQ4OyhWusmvf[saga]
2021/09/01(水) 23:09:59.86 ID:MAnuHPGL0
氷川「……夢、だよな?」
氷川「はは……そうだ。夢に決まってる。ありえねえよ、こんなの」
世界が崩れた。……いや、俺が膝から崩れたんだ。
力が一気に抜けていく。コロシアイ? その言葉の意味なんて、理解したくもない。
どうしてこんな事になったんだ。俺はただ、人生を変えたくて。
生きる価値のないクズだって、誇れる何かがあってもいいって信じたくて。
ただそれだけなのに、なのに……。
モノクマ「あれ? おかしいなあ、どうしてここに予備学科生がいるんだろう?」
モノクマ「……ちょうどいいや。試してみたい事もあるしね!」
椎名「えっ……。な、何をするつもりなの!?」
モノクマ「オマエラに本気になって貰う為に、ボクも本気を出そうと思ってね」
モノクマ「というワケで、氷川クンにはこの新・グングニルの槍の的になって貰おうかな!」
マオ「槍……槍!? マオきらい!」
千々輪「待てよ! いくら予備学科が相手でもそんな事は許されない!」
周りがうるさい。頭の中はノイズまみれで、誰が何を言っているのかもわからない。
モノクマ「オマエラの意見は求めてない! ……ゴメン、氷川クン」
けど、どんどん声が大きくなっているのはわかる。でも頭を上げるのは億劫だな。
もうどうにでもなってくれ。どうせ、俺はクズなんだからよ。
モノクマ「それでは張り切って参りましょう! いけっ、新・グングニルの槍ーーーっ!」
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