ノープランでオリロンパ
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39: ◆UQ4OyhWusmvf[saga]
2021/09/01(水) 21:07:48.78 ID:MAnuHPGL0


「どうすんだよこれ……」



俺、氷川 怜次(ヒカワ レイジ)は頭を抱えた。
今日は入学式だというのに、目が覚めたら知らない場所に寝ていたんだから。
十分前には着くようにちゃんと早起きした。身だしなみや咄嗟のスピーチも十通りは考案してあったつもりだ。



しかし、いつの間にか記憶が飛び、見知らぬこの場所で目が覚めてから数分が経過した。
わかったのは、どうやらこの現実は夢では無さそうと言う事だった。



氷川「つーか、俺は希望ヶ峰学園に来たんだよな……?」



氷川「確かに学校の中っぽいし、机とか黒板とかもあるにはあるし……」



氷川「まさか、予備学科の俺達とは違って、本科はこうなってるとかか……?」





希望ヶ峰学園とは、各分野において超一流と呼べる成績を残した高校生のみが入学を許される特殊な教育機関の名である。
生徒には様々な恩恵・特権が与えられ、その才能を遺憾無く伸ばす為の資金や施設が存分に与えられる。
だけど、俺にはそんな才能は無い。どこからどう見ても、ただの凡人だ。



俺が入学するのは卒業さえすれば、人生の成功が約束される。
そんな名声だけを欲した無能が在籍出来る学科が、俺の入った予備学科。
才能が無くても、莫大な金を積めば誰であろうと入学する事が出来る。そんな場所だ。





氷川「あー止め止め! 悲しくなってきた」




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