147: ◆UQ4OyhWusmvf[saga]
2021/09/08(水) 21:48:48.57 ID:SnSaEpH70
蟻原「おや? 氷川氏ではありませぬか!」
蟻原「あまり顔色が優れておりませぬが……ご気分でも悪いのですかな?」
氷川「んー……。……まあな」
当てもなく廊下を歩いていたら、同じく当てもなく歩いていたらしき蟻原とはち合った。
よっぽど酷い顔をしていたんだろうな。あたふたと驚く姿からは、本当に心配しているんだろう。
氷川「そっちはどうだ? こんな生活だし、気持ちだって滅入るだろ」
蟻原「そうですなあ……。ですが、ワタクシは外にいる昆虫たその事を思えばこれしきの事」
蟻原「ああカブトムシたそ……カマキリたそ……早く会いたいですぞー!」
氷川「それ危なくねえかな……」
蟻原「そうですかな? ところで氷川氏は昆虫はどの程度お好きで?」
氷川「俺か? ……大して好きじゃねえな」
蟻原「それは勿体ない! 昆虫たそは我々の人生をより豊かにし我々の生活をより良くするパートナーなのですぞ!」
氷川「いやそれは言い過ぎだろ!」
この後、長々と話を続ける蟻原に適当な相槌を返して時間を潰した。
あっちが喜んでくれたならいいのか……? よくわからねえけどさ。
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