18:名無しNIPPER
2021/09/04(土) 06:10:05.15 ID:KeH5AdMi0
「お、おじゃましまーす」
律儀に挨拶をするサヤさんとともにお城のなかに入ると、中は意外にも明るく、お化け屋敷には似つかわしくないシャンデリアが城内を照らしていました。
とある大理石には小石がつめられており、その上から水がちょろちょろと流れ出て細い水路へと流れていき、まるで私たちを案内してるかのように道先へ続いていきます。
これでは、お化け屋敷というよりも観光地ですね。
「ずいぶんと豪華なお化け屋敷ですね」
そのように言うと、そうですね、とサヤさんも頷き、うわぁと何やらときめいた様子でトコトコと何かに向かって歩いて行きます。
「イレイナさん、ダイヤがありますよ、ダイヤが」
ダイヤとはまた、豪華ですね。
行く道には、本物かどうかは分かりませんが、壁にダイヤモンドが飾られており、ますますこの建物がお化け屋敷なのか疑わしくなってしまうほどでした。
どうしてこのようなつくりになっているのかは分かりませんが、とりあえず進みましょう。
私とサヤさんは道を歩いて行きます。
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