15:名無しNIPPER
2021/09/03(金) 20:55:21.95 ID:SxsIz9o10
お城までの道のりは、長い長い上り坂となっていました。
坂道にはいくつもの休憩所のようなお店があり、私はサヤさんと共に、休んだり、歩いたり、そしてまた休んでは少しずつ近づいてくるお城に向かって、歩き続けていました。
「どうしてこんなに歩くようなつくりになっているんですかね」
「知りませんよ。私が聞きたいくらいです」
私とサヤさんはへとへとになりそうなくらい、上り坂を登っていました。
魔法の遊園地だというのに、どうしてここはこう古典的なのでしょう。
そんなことを考えながら、私はやっと、目にしたお城に辿り着くことができたのでした。
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