702: ◆T3wZhmz5ZM[saga]
2021/09/04(土) 16:59:41.44 ID:IxFugfweo
京太郎「ただいま戻りました!!」
久「あっ、須賀くん、戻ってきたのね…良かったわ…」
京太郎「はい…あのー部長、ちょっといいですか?」
久「ん?なに?」
京太郎「…俺、龍門渕に転校しようと思ってるんです」
久「え?…何故そんなことを…」
京太郎「俺、ハギヨシさんみたいになりたいんです。あんなにかっこよくてなんでも出来る人になりたいと思って…だから、弟子にして欲しいってお願いしたんです」
久「あっ…いや、それならここに通いながらでも…」
京太郎「自分も最初はそのつもりでした。でも、ハギヨシさんは常に透華さんや衣さんの側にいる必要があるから、そんなことはできないって言われて…」
久「まあ、そうでしょうね…」
京太郎「でも、俺、諦めきれなくて…。そしたら、透華さんがちょうど執事がもう一人欲しいと思ってるから龍門渕に来ないか、と言ってくれて…」
久「…そういうこと…」
京太郎「部長!!俺どうしてもハギヨシさんみたいになりたいんです!!」
久「でも…」
京太郎「お願いします!!今まで一番本気でやりたいことなんです!!」
久「…!?…分かったわ。そもそも私がどうこう言うことじゃないし…これからも頑張ってね」
京太郎「!!ありがとうございます!!では、失礼します…!!」
バタン
久「…本気でやりたいこと、か…」
久「…私は彼にやりたいことをさせてあげられたのかしら」
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