辻野あかり「7人が行く・EX3・出郷りんご」
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103: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2021/08/24(火) 22:25:53.89 ID:lF0ws9bq0
あかり「すぐじゃないですよ。アンテナショップも困っちゃうんご。制服も勿体ないですから」

あきら「そっか」

あかり「それに、せっかく都会に出れたから楽しまないと。エンジョイするんご」

あきら「うん、あかりはそうでないと」

あかり「お勉強もして、今度は女子大生になろうかな。S大学に進学すればりあむさんの後輩になれますから」

あきら「りあむサンの後輩、そんなに価値あるかな」

あかり「学部は農学部にするんご」

あきら「あー、S大学に農学部ないよ」

あかり「あれ?そうでしたっけ?人生設計をやり直すんご……」

あきら「農学部のある大学は近くにあるから。決めるの手伝うよ」

あかり「あきらちゃん、ありがとう!持つべきものはハイソな友達ですねっ」

あきら「ハイソって、そういうわけじゃないから」

あかり「色々と知らないと。テストにでるお勉強だけが重要じゃないのも、わかりましたから」

あきら「あかりなら大丈夫。どんな道でも応援してる」

あかり「あきらちゃんは、何か決めてますか?」

あきら「ううん、何にも」

あかり「まだ高校1年生ですから当然ですっ。私も気が変わって帰らないかもしれないですから」

あきら「あっ、それでいいんだ」

あかり「自然と同じで何が起こるかわかりませんから。あかりんごは、しなやかに生きるんご」

あきら「そうだね、あかり」

あかり「あきらちゃん、もう1度言います。ありがとうございます」

あきら「りあむサン風に言うなら、何もしてない」

あかり「山形から出てきて不安でした。友達になってくれて、そうしたら今日がありました。感謝しきれないです」

あきら「恥ずかしいけど……あかりの、友達のためなら当然だから」

あかり「私もあきらちゃんのために何かします、きっと大事な時に」

あきら「うん。ありがと、あかり」

あかり「それで、あきらちゃん」

あきら「なに?」

あかり「そこのクリアファイルを見ましたか……?」



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