ネロ・クラウディウス「余は……少し席を外したい」岸波白野「うんこか?」
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2021/08/23(月) 23:25:59.35 ID:iPMA7ilzO
「セイバー、お前は皇帝なんだろ?」
「うむ! 余こそが皇帝の中の皇帝ぞ!!」
「だったら脱糞に躊躇なんてするな」

皇帝ネロはそこらの王侯貴族とは格が違う。
誰よりもわがままで、自己中心的で、歌が下手くそで、高貴で、孤高で、寂しがり屋だ。

「独りで用を足す皇帝なんていやしない」
「奏者……」

当時のローマ帝国はネロを追い出した。
彼女の治世はたしかに市民に支持されなかったのかも知れない。だから独りぼっち。
でも、今このひとときだけは独りじゃない。

「皇帝らしく家来に尻を拭かせてくれよ」
「奏者……よくぞ、言った」

いたく感動したらしいセイバー。ちょろい。

「大義である! 余を看取った謀反者とは比べものにならない程の栄誉を奏者は得ることになるだろう! 皇帝ネロの黄金比の脱糞をその目でしかと見届ける幸運ならぬ幸ウンをしかと噛み締めよ!!」

それっぽい言葉を並べて脱糞に権威付けするネロはたしかに偉い人っぽくて皇帝らしい。
来るべき時に備えてこちらが身構えていると、セイバーは不敵に嗤い、そして告げた。

「だが遅かったな!」
「なっ! まさか……!?」
「余はもう既に脱糞しておるわ!!」

嘘だろと思って弄ると、適度な柔らかさのまさしく黄金比の糞に指先が触れて、脊髄反射で引き抜いたその指を無意識に嗅いだ。

「フハッ!」
「さあ、奏でよ! 愉悦のしらべを!!」

皇帝特権。ここはもう、ネロの便所だった。


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