杉元佐一「少し席を外すぞ」アシ?パ「オソマか?」
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6:名無しNIPPER[sage saga]
2021/08/22(日) 21:28:03.79 ID:vpqtKWKGO
「ごちそうさまでした」
「ヒンナ」
何はともあれ、ひとまず食べ終えた。
ヒンナというのは食材への感謝という意味が含まれていて、アシリパさんと俺は飯を食べながらヒンナヒンナとしきりに口にする。
さて、腹もくちくなったところで席を立つ。
「少し席を外すぞ」
「オソマか?」
聞き間違いかと思って振り返ると、アシリパさんはテキパキと鍋を片付けていた。
やはり聞き間違い。いや、もう一度試そう。
「少し席を……」
「オソマだな?」
彼女の形の良い唇から現行犯でオソマが発せられるのを見て、俺は目眩がした。
「アシリパさん」
「なんだ、杉元」
「それはよくない」
首を振りながら窘めると、おねだりされた。
「杉元、オソマの補充を見せて欲しい」
「はい?」
「だから、オソマを補充するところを……」
「待った待った」
不死身の杉元にも考える時間が欲しかった。
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