【安価・コンマ】?「今度こそ私/俺は人々を護る」【僕のヒーローアカデミア】
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817:ゾロ目寄せ2+0/3  ◆.5dCvMNp2o[saga]
2021/08/25(水) 23:11:49.38 ID:26sG8zjuo
拳藤「ああ、そうか! やっぱりそうだよ!」

拳藤は晴れやかな表情で変化の肩を掴む

拳藤「爆豪くんに腕をやられちゃった時の後に比べて、明らかに脚の力が上がってるんだよ! そう、まるで蛙吹さんの蛙の脚力を得たみたいに! そう、そうだよそれだ! あの時までは蛙吹さんが変化をまあまあ好いていたと思う。でも今の彼女を見ると変化に何かあったら、命を張れる、そんなふうに見える」

拳藤一佳は架空を見て、何か電波でも受信しているかのように理解していく

拳藤「多分まだ透ちゃんもヒミコちゃんもここまで行けてない。ヒミコちゃんは謎に理解し合っている気がするけど、私とミルコ先生の違いがずっとわからなかった。なんか違う気がしていたけど、そう、これなんだよ!!」
変化「どれ?」

変化の目からすると、なんか拳藤の目がぐるぐると虚無を見ているように見える

拳藤「私拳藤一佳は繰生変化君がどんな状況でも味方となり、例え死が二人を分かつ時でも貴方と共にいることを……ここに誓うね。大好き、変化」
変化「……んっ!?」

変化は混乱した

好かれているのは知っていたし、こういう風に好きだと言われたのは前にもある……前世の葉隠透にも言われた

今世ではミルコにも言われているが、彼女は繰生の目的が終わるまでは答えを保留してくれている

更に言えば変化は目的を遂げるまでは女性とは付き合わないと、爆豪から梅雨を守ったときに誓った

それなのに、今拳藤一佳とキスをしてしまっている
そんなことをすれば彼女を傷つけてしまうのに

変化は無理やり拳藤を引き離す

拳藤「さあ、やるよ!」
変化「えっ!? あの、返事とかはいいの?」
拳藤「何となくわかるんだよ。私はずっと私として、変化といられる気がする。だから私は待つよ、変化をこの拳で手に入れるまでは! はい、ということで訓練訓練! 脚じゃなくて拳だけを使って戦ってみて。多分さっきと違うはずだから」
変化「……あ、はい」

拳藤一佳の変わりように変化は混乱するが、言われた通りに拳で戦い始めてすぐに違和感に気がついた

変化「……拳の力が上がってる? それになんか手がデカくなってないか?」
拳藤「ふふっ。それが私の誓いの証なんだと思うよ」

変化に理解できない何かを拳藤は理解したのだろう
その後も打ち合いをしてわかったことは、拳の威力が明確に上がっていること、手の大きさが少しだけ大きくなっていること、戦っている時に紙一重で拳が躱されそうになった時、拳が更に大きくなって当たったこと

変化「俺は一佳の個性を手に入れたとでもいうのか?」
拳藤「体質として、私の個性に近いものを手に入れたんだと思うよ。任意で大きくできないし、個性ほどじゃないけどそれでも力は力だよね」

戦い自体は変化が拳藤を抑え込む形になったが、拳藤自身も何か吹っ切れたのか強さが一段あがっている
倒れた拳藤に変化は手を伸ばして、拳藤はその手を握る

拳藤「頑張ろうね」
変化「ああ、なんか色々ありがとう」
拳藤「ううん。下心があってやってるからね」

その時の笑顔に変化はドキリとしたが、深呼吸をしてからまた訓練に意識を向ける


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