【アサルトリリィ】比呂美「復讐の先にあるもの」
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6: ◆0OFFzs.gSU9k[saga]
2021/08/16(月) 15:07:52.05 ID:Uwx4nLcro

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比呂美「……なるほど、ベストセラーになるのも分かる気がするわ」 ペラ

紅巴「! えへへ、よかったぁ。比呂美様はあまり小説は好きではないかもと思いましたが、気に入っていただいてなによりです!」

比呂美「まあ、人並には。ところで定盛さんや丹羽さんとは、こうして本を貸しあったりはしないのかしら?」

紅巴「お二人とも読書には興味がないみたいで……だからわたし、こうして一緒に本を読める人がいるのってすごく新鮮なんです!」

紅巴「あ、このページはお気に入りの一つですよ! 義妹ちゃんが瀕死のお姉様に口移しでお薬を飲ませてあげるのが本っ当に尊くて……!」 スス

比呂美(……もし妹がいたら、こんな感じなのかしら) チラ


紅巴「比呂美様、イヤホンで何をお聴きになられているんですか?」

比呂美「あなた達のライブ曲。やっぱり定盛さんと一緒だと、紅巴さんの歌声もよく響いているわね」

紅巴「あ、あまり聴かないでください……! 他の皆さんが輝きすぎて、わたしは不協和音にしかなってませんから!」

比呂美「そんなことはないわ。ほら、あなたも自分の歌声をよく聴いてみなさい?」 シュル

紅巴(はぅぅ!? 比呂美様のお顔が吐息がかかるほど近くっ……! な、なぜ横並びにならないんですか! まさか無自覚なのですか!?) カァァ


比呂美(……夕日がまぶしい。いつの間にか寝ていたのかしら) パチ

紅巴「すぅ……すぅ……」

比呂美「ふふっ。そういえば昔、わたしもお姉ちゃんに寄りかかって寝ていたっけ。懐かしい……まるであの頃みたいだわ」

紅巴「……っ、す、すぅ……」

比呂美「───紅巴」

紅巴「!?」 ビクン

比呂美「……柄でもないことを。何をやっているのかしらね、わたしは」

紅巴「」 スゥ…

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